島田紳助さんプロデュース「寿司 はせ川 心斎橋本店」で初ディナー！印象の残るおいしさの中トロとアナゴ

島田紳助さんがプロデュースした「寿司 はせ川」ではじめていただく「季節の懐石 源氏」。11品の美しい料理から構成されるディナーは、言葉にならないおいしさでした。前回の「寿司 はせ川 季節の懐石 源氏 前編」に続き、今回は「季節の懐石 源氏 後編」をお届けします。

大阪市中央区東心斎橋にある「寿司 はせ川 心斎橋本店」は、上質なホスピタリティと優雅な空間を兼ね備えた高級寿司店。記念すべき初ディナーで注文した「季節の懐石 源氏」は税込14000円で、洗練された11品の料理を味わうことができます。

先付（さきづけ）、前菜、先吸い（さきすい）、お造りに続き、登場したメニューは、焼物の「黒毛和牛の俵焼き（たわらやき）」です。寿司や刺身だけじゃなくて、黒毛和牛も味わえるなんて、なんてすばらしい懐石コースなんでしょ。クリと黒豆がトッピングされた黒毛和牛はもちろん、黒毛和牛に包まれた季節の野菜もめっちゃおいしかったです！

続いて、温物（あつもの、ぬくもの）が登場。ズワイガニ、真丈（しんじょ）、生麩（なまふ）、アカナスなどを使った温物は、じんわりと心と胃袋に染み込む繊細な味です。懐石を食べるとき、料理人さんの個性や技術が詰まった温物をいつも楽しみにしています。日本料理の真髄（しんずい）と言いましょうか、いやー、めちゃめちゃおいしいなあ。

絶品の温物に続き、揚物（あげもの）の「秋鮭の二身揚げ（ふたみあげ）」が運ばれてきました。シャキシャキのレンコンから濃厚な秋鮭があふれ出る瞬間は、たまらない至福のひと時。銀杏（いちょう）の形にカットされた丸十（まるじゅう、サツマイモのことです）もホクホクでおいしかったです。

揚物に続き、運ばれてきた酢物（すのもの）は「あぶり太刀魚（たちうお）」です。揚物のあとに、酢物を食べると、さっぱり感がアップして、気持ちいいなあ。白菜（はくさい）、芽葱（めねぎ）、ミョウガの彩りも美しくて、すがすがしい気分になれる一品でした！

酢物で口の中をリセットしたら、待ちに待った握り寿司の登場です！注文したコース「季節の懐石 源氏」の握り寿司は七貫です。大好きな中トロがトップバッターで登場したので、テンションが振り切ってしまいました。うひょひょ、幸せだなあ。

懐石コースの料理は月替わりですが、寿司ネタは、仕入れによって、日替わりのようです。キャビアがトッピングされた剣先烏賊（けんさきいか）のねっとりとした食感がたまりません。シャリは、滋賀にある田園で自社栽培している、有機米のコシヒカリなんですって。シャリのホロっとした口当たり、甘み、温度のすべてが気持ちいいです！

ウニとイクラのゴールデンコンビが登場。ウニの濃厚でねっとりとした食感、イクラの弾けるようなプチプチとした食感がコントラストになっていて、おいしく、楽しくいただきました！スタッフさんが温かい日本茶を持ってきてくれたり、おしぼりを交換してくれたり、ホスピタリティも最高です。

握り寿司のラストを飾るネタはアナゴです。軽くあぶられたアナゴは、香ばしく、噛むと、ジュワっとした甘みが口いっぱいに広がります。うおおおお、めちゃめちゃおいしかったです！食べ終わった瞬間から「また寿司を食べたいなあ」と思ってしまう極上の握り寿司でした！

握り寿司に続き、登場した料理は留椀（とめわん）の「あおさの赤出汁（あかだし）」です。日本料理のダシって、なんでこんなにおいしんでしょ？スタッフさんが「寿司と一緒に赤出汁をお出しすることもできますけど、どうしましょう？」と声をかけていただいたので、寿司と赤出汁を一緒に味わいたいみなさんはぜひ！

ラストの甘味（かんみ、あまみ）はソフトクリームです。滋賀の宝牧場（たからぼくじょう）から直送されるソフトクリームは「なんだ、このソフトクリーム、めっちゃおいしい！」とビックリしてしまう味わい。めちゃめちゃさっぱりしていて、懐石を締めくくる甘味にふさわしい絶品のソフトクリームです。大好きなわらび餅もおいしかったなあ。

11品の美しい料理を心の底から満喫した「寿司 はせ川」の記念すべき初ディナー。寿司はもちろん、先付から甘味まで、すべての料理にこだわりともてなしが感じられる上質な季節の懐石でした！営業時間は17時から24時（23時ラストオーダー）で、不定休。税込、サービスなしの明瞭会計で、安心して、気持ちよく過ごせる、客目線の高級寿司店です！